ANCLAROのペンケースのご紹介です
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まず目に入るのはセンターに構える特徴的な、このペンケースの顔ともいえる金具。
ケースロックとかスイングロックとか、差し込み錠とか言われる金具ですね。
差し込み錠は普通は違うものを指すので、うちではケースロックと呼んでいます。正式名称は何なんでしょうか。
そして次に特徴的なのが、マチの構造ですね。
駒合わせ縫いという技法で、マチと本体の革を直角に張り合わせて、革の中を縫うという高等技術です(キリッ
写真がないのですが、中から見るとマチ裏に縫い目が見えない構造になります。
特徴としては、かなりカチッと仕上がるので、フォルムが箱型になり高級感にあふれる見た目になること。マチに厚みと硬さがあるので通しマチや笹マチのようにヘタっとならないことが挙げられます。

カラーは、革色チョコ×金具アンティークゴールド、革色ブラック×金具ニッケルシルバーでご用意しています。
革色はすべて手染めで仕立てています。
話は脱線しますが、
実はこのペンケースがANCLAROを立ち上げるきっかけになった作品なんです。
ANCLAROを立ち上げる前、私はIK Handmade Leatherという屋号で活動していました。当時は手染めで様々な色を作り、グラデーションなどの複雑な染め方をし、幅広いデザインの作品を作っていました。
それはそれでレザークラフトとしては楽しく、また、手染めの技術を磨くという点では非常に重要な期間でもありました。

しかし、ブランドや販売という面で客観的に見ると、悪く言えば迷走と言える状態で、私自身も、世の中に何が求められているかが全く分からないまま暗中模索という感じでした
このペンケースはその時代に生まれた作品の一つで、一番お客様の反応が良く、求められている作品でした。
私自身、クラシックな革小物が好きで、そこにアンティーク調の要素をプラスしたこのペンケースには思い入れがありました。
自分はなにがつくりたいんだろう。お客様は何を求めているんだろう。自分のブランドの色は何だろう。
このすべてが言語化できない中で、このペンケースだけが一筋の光明でした。
そうだ、もうアンティーク、クラシック、レトロに振り切ろう。
ちゃんとブランドらしい名前を付けて、趣味でレザークラフトしながら販売もちょろっとやってますみたいなスタンスをやめよう。
全ての作品を同時に携帯しても、整合性が取れる作風で統一しよう。
ブランドを名乗るからには、ずっと愛されるようなデザインをしっかり吟味してラインナップにしよう。
ある日ここまで一気に思考が進み、ANCLAROは誕生しました。
なのでこのペンケースはANCLAROの母ですね笑
後半はペンケースの紹介というよりも、ANCLAROの誕生秘話のようになってしまいました。
お読みいただき、ありがとうございました。
手染めの動画。ペンケースは3本立てで完成までの動画があります。ご興味があればYoutubeをご覧ください。